SORACOM LTE-M Buttonのハンズオン@JAWS-UG名古屋
JAWS-UG名古屋にてSORACOMのLTE-M Buttonのハンズオンに参加してきました。
モノは知っていましたが、買って使い始めるほどの行動力を持てずにいたので、ありがたい機会でした。
LTE-M Button概要
LTE-Mで通信して、処理をAWS Lambdaで開発できるAmazonダッシュボタンのようなもの。 操作はクリック、ダブルクリック、長押しの3パターン。
通常価格で8000円。何かしらキャンペーン価格で買えると4000円。
使用料は1200円で年間1500クリックでき、1年経過するか1500クリックを超えると課金されるらしいです。
使用方法はこの上なくシンプルで、購入して本体に印字されているデバイスIDをAWS IoTに登録してプロジェクト作成するだけ。 またボタンごとにPlacementというタグ(のようなもの?)を与えることができ、誰が持っているボタンか、どこに置いたボタンか、など判別は可能。
ハンズオン
AWS IoT 1Clickにボタンを登録して以下のLambda関数を作成、実行。
- Lambdaからメール送信
- ライン通知送信
- IoT扇風機を回す(信号を送る)
ボタンをポチると扇風機が回って大人が喜ぶ、というハンズオンでした。多分。
ちなみに・・・
名古屋駅付近の高層階が会場だったのですが、LTE-Mがほぼ入らないというまさかの事態。
IoTガジェットやAWSなどを駆使するエンジニア達が、電波を求めて窓際を右往左往するという場面がありました、というか終始みんな電波難民でしたw
やってることがガラケーのアンテナ伸ばして振り回してるのと変わらないですが、これはこれで楽しかったし、動作確認事態はAWSのテスト機能でできたので、まあ問題なし?
「なぜ電波が入らないか」という追加スライドが用意された分むしろ収穫は増えた…?
活用方法
IoTガジェットとしてはこの上なくシンプルで使うのは簡単だし価格も安いのですが、その分活用方法はアイデア勝負な印象です。 ビジネス用途のお話も少しだけ聞くことができましたが「そんなところに用途があるのか」と驚き&納得でした。
製造現場だと物理ボタンのウケがいいとのことでしたが、製造業SEとして、またラインで研修を受けたことがある身として、とても納得です。 現場だとこういうレバーを叩いて機械を作動させるシーンが多いので、SORACOMボタンも外見だけこういうレバーっぽい形にすると、より一層ウケるかも?
一方、会社でボタンの話をしてみたら「それスマホでよくね?」という意見が多数。
画像みたいなレバー型作って、現場のおっちゃんに
「こういうことが起こったらレバー叩いてください」
って言えばスマホやタブレットを拒むおっちゃんでも受け入れてくれる気がするのですが…
現場ウケしそうな反面、システム屋にウケにくいのかもしれません。
まあ、Japanese Traditional弊社にクラウドとかAWSとか存在しないんですけどね。
趣味ガジェットとしてはシンプルで面白いし安いし、IoTとかプログラミングの導入ガジェットとしても楽しそうです。 JAWS側のLTみたいに(魔改造LTでしたが)、3機能という制約下でモノづくりする、という遊びも面白そう。
日常生活の中で「あのボタン」が欲しくなるシーン、探してみようと思います。