書籍「みんなが自分で考え始める「15分ミーティング」のすごい効果」
みんなが自分で考えはじめる 「15分ミーティング」のすごい効果
- 作者: 矢本治
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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感想
「Yahooの1on1」などのミーティング関連本と言っていることは概ね同じ。
ただ違うのは「できる人・職場を磨くための本」というより「出来ない職場で苦労してきた本」という感じ。
ミーティングやコーチングの技術を、筆者流にできるだけ簡単で明確な方法にして実際のミーティングに落とし込んだ、という印象。
理論本ではなく実践アイデアのひとつ。そのため職場に導入したり、人に教えるためのハードルが低く感じられる。
ターゲット層の合わせてか、文量も少なく1〜2時間で読み切れるコンパクトさも、困ったちゃん職場的に◎
ざっくり要約
- ミーティングの時間は15分を目安にする
- 提案、整理、計画立てを各5分程度
- 提案は全員が付箋に決めた数のアイデアを書いて発表
- 簡潔に意見をまとめる訓練。
- 「私も同じ」を防ぐ。同じでも表に出てくる。
- 声の小さい人から順に発表。
- 強い意見に委縮しないため
- 付箋に書いた事以外は話さない。
- 発表されてない意見が採用されると、無駄な会議と思われる。
- 結論を誘導しない
- 誘導は雰囲気で伝わる。無駄な議論だと思われる。
- 誘導するくらいなら最初から意見をプレゼンする。
- 他人の意見を裁かない
- その場で否定、批判、意見しない。意見の多様性を喜ぶ。
- 代案なき否定はNG
- 繊細な議題でないなら、代案なき否定はNG。
否定するのは簡単。改善案考えるのは難しく、訓練が必要。
案を出し実際に取り組むことに価値がある。PDCAでいうとDoまで実現させる
- 繊細な議題でないなら、代案なき否定はNG。
- 過去に向かって意見しない
- 「なぜこうなったのか」 ⇒ 「どうしたら改善するか」
- 賛同なきチャレンジも必要。
- みんながやりたくないことこそ、必要なことかもしれない。
- 採用された意見に全員で取り組む。
- 選手は全員ベストを尽くす。「監督の指示が悪い」という選手はいない。
- タスクごとに責任者を立てる
- 実施担当者ではない。他者に依頼するなどすればいいが、最終的な責任を負う。
- 最初の一歩をその場(アイデア採用時点)で実施する
- ラフスケッチ作る、次の会議日程決める
- 期限でなく実行日を決める。「いつやるか?」