y_megane.log

日々の勉強や改善ネタの備忘。

書籍「みんなが自分で考え始める「15分ミーティング」のすごい効果」

みんなが自分で考えはじめる 「15分ミーティング」のすごい効果

みんなが自分で考えはじめる 「15分ミーティング」のすごい効果

感想

「Yahooの1on1」などのミーティング関連本と言っていることは概ね同じ。
ただ違うのは「できる人・職場を磨くための本」というより「出来ない職場で苦労してきた本」という感じ。
ミーティングやコーチングの技術を、筆者流にできるだけ簡単で明確な方法にして実際のミーティングに落とし込んだ、という印象。
理論本ではなく実践アイデアのひとつ。そのため職場に導入したり、人に教えるためのハードルが低く感じられる。
ターゲット層の合わせてか、文量も少なく1〜2時間で読み切れるコンパクトさも、困ったちゃん職場的に◎

ざっくり要約

  • ミーティングの時間は15分を目安にする
  • 提案、整理、計画立てを各5分程度
  • 提案は全員が付箋に決めた数のアイデアを書いて発表
    • 簡潔に意見をまとめる訓練。
    • 「私も同じ」を防ぐ。同じでも表に出てくる。
  • 声の小さい人から順に発表。
    • 強い意見に委縮しないため
  • 付箋に書いた事以外は話さない。
    • 発表されてない意見が採用されると、無駄な会議と思われる。
  • 結論を誘導しない
    • 誘導は雰囲気で伝わる。無駄な議論だと思われる。
    • 誘導するくらいなら最初から意見をプレゼンする。
  • 他人の意見を裁かない
    • その場で否定、批判、意見しない。意見の多様性を喜ぶ。
  • 代案なき否定はNG
    • 繊細な議題でないなら、代案なき否定はNG。
      否定するのは簡単。改善案考えるのは難しく、訓練が必要。
      案を出し実際に取り組むことに価値がある。PDCAでいうとDoまで実現させる
  • 過去に向かって意見しない
    • 「なぜこうなったのか」 ⇒ 「どうしたら改善するか」
  • 賛同なきチャレンジも必要。
    • みんながやりたくないことこそ、必要なことかもしれない。
  • 採用された意見に全員で取り組む。
    • 選手は全員ベストを尽くす。「監督の指示が悪い」という選手はいない。
  • タスクごとに責任者を立てる
    • 実施担当者ではない。他者に依頼するなどすればいいが、最終的な責任を負う。
  • 最初の一歩をその場(アイデア採用時点)で実施する
    • ラフスケッチ作る、次の会議日程決める
  • 期限でなく実行日を決める。「いつやるか?」