ふりかえりに関する用語・略語のまとめ
新人教育のふりかえりをどう進めようか考える過程で復習・調査したことばのまとめ。
フレームワーク、指標、etc
網羅的なリストではなく、私がなにかの機会に思い出したり聞いたりしてメモに残そうと思ったもの。
きまぐれで更新。
※主にふりかえりam
に影響されると更新
参考
フレームワーク
DPA : Design the Partnership Alliance
ふりかえりに限らず、場の雰囲気を決めるための活動。
ふりかえり時に提示するグランドルールの元にする、アイスブレイクとして使う等。
以下の5つの質問から3つ程度を選び全員で答える、それをふりかえりの指標とする。
- どんな雰囲気を作り出したいか?
- その雰囲気を作りだすためにどんなことをしますか?
- 困難なときお互いにどのようにありたいか?
- この関係にどのようなものが持ち込まれると、さらに豊かになるか?
- あなたは個人として、この関係にどんな貢献をしますか?
ふりかえりのアクティビティ紹介:DPA - Qiita
ふりかえりam - ep.1
KPT
- Keep: 良かったこと(続けること)
- Problem: 悪かったこと
- Try: 取り組みたいこと(Keepの強化・Problemの解消)
上記のカテゴリごとに5分〜10分程度で付箋に書き出して共有しながら進めていく。
後述する指標に基づいて具体的で達成基準のある改善案(Try)を生み出すことが重要。
KPTA(Action)として、次に取り組む具体的なアクションを作って担当割するところまでやるパターンもあるらしい。
YWT
- やった
- わかった
- 次にやる
期間中にあったことを思い出す、成長したことを確認する、次に学ぶことを探す。 成長、学習にフォーカスしたポジティブな性格が強いフレームワーク。 新人研修など教育的な面が強い状況で使いやすそう。
FDL
- Fun: 楽しかったこと
- Done: 達成したこと
- Learn: 学んだこと
期間内にやったことを思い出しながら上記3カテゴリのベン図中に配置していく。
楽しかった&達成した、学んだけど達成してない、学んだ&達成&楽しかった、など。
YWT以上に学習やモチベーション向上にフォーカスしたフレームワークという認識。
仕事に対して楽しみや学びを喜べる程度の意識・文化のチームでないと機能しなそう。 あるいは研修のグループワークなどカジュアルな活動のふりかえりとして導入するとハードルが下がりそう。
ファン・ダン・ラーン(FDL)ふりかえりボード - Qiita
Timeline
期間内に起こった「出来事」とそのときの「感情」をセットにして書き出していく手法。
KPTやYWTは課題解決や習慣の強化のための手法だが、Timelineは記憶の想起・共有のための手法。
まずは個人で出来事と感情を書き出していき、その後チームで共有する。 ポジティブな感情とネガティブな感情を表すために2色の付箋を使うとよい。 個人で出来事を思い出す際、時系列順に期間の最初から思い出す必要はなく思い出したものか次へ次へと連想していけばよい。 必然的に最近の出来事をまず思い出すため、連想していくと自然と新しいできごとから古いできごと、と並んでいく。
ふりかえりのアクティビティ紹介:Timeline - Qiita
ふりかえりam - ep.2
指標・その他
SMART
目標設定の指標。
ふりかえりの文脈だと、KPTなどから次のアクションを考える際に実現可能なアクションを考えるためのポイント。
- Specific(具体的に)
- Measurable(測定可能な)
- Achievable(達成可能な)
- Related(経営目標に関連した)
- Time-bound(時間制約がある)
目標設定の5つのポイント「SMART」とは? | GLOBIS 知見録
MORS
ふりかえりの文脈ではないが、以前読んだ本に似たような指標があった。
なにかを教えるときは人そのものではなく行動に着目すべきという内容で、「行動」の指標として挙げられていたもの。
- Measurable (計測できる)
- Observable (観察できる)
- Reliable (信頼できる)
- Specific (明確化されている)